教育セミナー
第36回教育セミナー(2023年度)
日本緩和医療学会 教育・研修委員会では、日本緩和医療学会教育カリキュラムに基づき、学会員の緩和医療に関する能力の向上と生涯学習のために教育セミナーを開催いたします。参加者にはセミナー修了証を交付いたします。皆様奮ってご参加ください。
主催 : 日本緩和医療学会
日 時
2024年1月21日(日)10時 ~ 17時
会 場
Zoomミーティングを予定しております
費 用
会 員:5,000円
非会員:6,000円
※尚、ご入金後にキャンセルされた場合、ご返金いたしかねますので何卒ご了承ください。
参加資格
日本緩和医療学会 会員、および非会員
かつ、下記の「参加要件・修了証発行要件・注意事項」に同意いただける方
【参加要件】
参加に必要な設備、通信環境はご自身でご準備ください。PCでの参加を推奨しております。
Zoomにログインする際は「お申込み時」と同じ「メールアドレス」「お名前」でご入室ください。
Zoomのログ(入退室記録)により出欠確認を行います。
※お申込み時の情報と異なっている場合、出欠ログの照合が困難となり、修了証が発行できない場合がございますのでご注意ください。
ご使用されるメールアドレスは個人のものに限定させていただきます。
※ご所属先の共有アドレスなどでのお申込み、ご参加はお控えください。
【修了証発行要件】
修了証をご希望の場合は10時~閉会までの全日参加が必須条件です。
遅刻・途中退室された場合、修了証は発行いたしませんのでご注意ください。
(第32回以降、WEB開催の教育セミナーは全日参加が必須条件となります。)
※万が一動作不良等により誤ってZoomから退室してしまった場合は、落ち着いて速やかに再入室してください。ただし長時間退室されていた場合、いかなる理由でも修了証は発行いたしません。
※セミナー終了後にログの照合を行い、修了証を発行いたします。お電話やメールでお問合せいただいても発行の可否については回答できません。
※ログの照合にはお時間を頂戴いたしますため、修了証発行については郵便が到着するまでお待ちください。
【注意事項】
当日のご参加にあたりまして「ZOOMのQ&A機能でのご質問方法について」を事前にご参照ください。
当日、参加者様ご自身のシステムトラブルについては学会側で対応いたしかねますこと、ご了承ください。Zoomの公式ページでテスト参加が可能ですのでご利用ください(Zoom公式)。
1つの画面を申込された2名視聴される場合、当日登録した1名のみが修了証が発行できます。
必ず個別に視聴してください。
セミナー終了後、1ヵ月程度でお手元に修了証・領収証を発送予定です。
【日病薬病院薬学認定薬剤師制度の単位について】※希望者のみ
希望する薬剤師の方へ単位シールの配布を予定しております。
発行要件をご確認の上、セミナー終了後に単位シール申請フォームより別途お申込みください。
日病薬病院薬学認定薬剤師制度の単位シール発行には、10時から閉会までのご参加、および1講演あたり200文字以上(7講演×200字=1,400字以上)のレポートの提出が必須条件となります。
セミナー終了後、1ヵ月程度でお手元に修了証・領収証を発送予定ですが、単位シール発行手続きの関係上、上記期間を経過する場合がございます。
申込方法
申込フォーム(※申込は締め切りました)
申込期間
2023年9月4日(月)10:00から2024年1月9日(火)17:00まで
入金期限
2024年1月11日(木)まで
セミナー資料
1月16日(火)頃にメールにてセミナー資料を配信予定です
タイムテーブル
- 10:00~10:05
開会の挨拶
小林 孝一郎(教育・研修委員会 委員長) - 10:05~10:50
がん化学療法誘発性末梢神経障害マネジメント
華井 明子先生(理化学研究所)
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は、手足のしびれ感を主症状とする難治性の副作用症状で、QOLに大きな影響を及ぼすことで知られています。本講演ではがん薬物療法に伴う末梢神経障害診療ガイドライン2023年版で推奨される内容を中心に、日常臨床でCIPNをどう評価し、どう対処していくか解説します。 - 10:50~10:55 休憩
- 10:55~11:45
緩和領域の便秘
結束 貴臣先生(国際医療福祉大学成田病院 緩和医療科)
エビデンスに基づいた医療を実施している中で、便秘診療のエビデンスってあるのかな?と思っていたら、実は知らないだけでたくさんあります。この講演は、緩和領域の便秘診療の基礎から、便秘エコーを用いた診断治療、そして酸化マグネシウム製剤の注意点と新規便秘症治療薬の使い分けをエビデンスに基づいてお話ししたいと思います。 - 11:45~12:30
がん患者のせん妄~看護ケア(非薬物療法)を深掘りする~
菅野 雄介 先生(東京医科歯科大学大学院 保健衛生学研究科)
せん妄発症予防の非薬物療法は、Inouyeらが開発したHELP(The Hospital Elder Life Program)から始まり、様々な複合的介入プログラムが開発されている。 今回、主に看護の視点から、最新のエビデンスやガイドライン、多職種での協働方法等について解説したい。 - 12:30~13:30 お昼休憩
- 13:30~14:15
緩和で役立つ遺伝に関する知識
井ノ口 卓彦先生(東京都立駒込病院)
近年、日常診療の中にも遺伝医療が登場する機会は増加しています。本講義では遺伝性腫瘍に関する知識を中心に、がん診療にかかわる遺伝医療について概説します。本講義を通して、遺伝に関する知識が緩和にどのように活かすことができるのかを考える一助となれば幸いです。 - 14:15~14:20 休憩
- 14:20~15:05
がん診療における皮膚症状の治療・ケア
大江 秀一先生(大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科)
緩和ケアのみならず、がん診療において皮膚症状を呈する患者はしばしばみられます。皮膚症状は患者自身が見ることができるという特徴もあり、対応に困られるケースもあるのではないでしょうか。本セミナーでは、がんの治療中から緩和ケアにおいて比較的みることの多い皮膚症状を中心にお話しします。 - 15:05~15:10 休憩
- 15:10~15:55
がん患者の就労支援
坂本 はと恵先生(国立がん研究センター東病院)
がん患者の就労支援に関しては、未だ、がん診断後に「退職・廃業した」患者が19.8%と多く、医療者側の能動的な就労支援の実践も39.0%に留まっており、更なる就労支援体制の強化が求められています。本セミナーでは、全てのがん医療の従事者に理解し臨床現場で実践してほしい支援の概要について解説します。 - 15:55~16:00 休憩
- 16:00~16:45
救急・集中治療領域の緩和ケア
大森 崇史先生(福岡ハートネット病院)
緩和ケアは終末期だけでなく、急性期にも必要な概念です。救命を第一とする救急・集中治療の現場に必要とされる緩和ケアとはどのようなものでしょうか。本講演では救急・集中治療領域の緩和ケアについて、現在わかっていることと課題、今後の展望についてお話しします。 - 16:45~16:55 閉会の挨拶
柏木 秀行(教育セミナーWPG員長)