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- がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2010年版)
2章 背景知識- 4 薬理学的知識
- 3 鎮痛補助薬
- 1. 鎮痛補助薬の定義

- 目次
- 発刊にあたって
- 1章 はじめに
- 2章 背景知識
- 3章 推奨
- 4章 資料
- 2章 背景知識
4 薬理学的知識
- 3
- 鎮痛補助薬
- 1
- 鎮痛補助薬の定義
[定義] 主たる薬理作用には鎮痛作用を有しないが、鎮痛薬と併用することにより鎮痛効果を高め、特定の状況下で鎮痛効果を示す薬物である。
[解説] 「鎮痛補助薬」の定義には広義のものと狭義のものとがある。
広義のものは、WHO方式がん疼痛治療法をはじめとして採用されているもので、制吐薬などの副作用対処薬を含む。2000年に公表した日本緩和医療学会の「Evidenced based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン」では、鎮痛を目的として使用するものを第1種鎮痛補助薬、それ以外を第2種鎮痛補助薬と定義した。
本ガイドラインでは、LussierらのOxford Textbook of Palliative Medicineの記載を参考に、鎮痛補助薬として上記のように狭義の定義を用いた。
[解説] 「鎮痛補助薬」の定義には広義のものと狭義のものとがある。
広義のものは、WHO方式がん疼痛治療法をはじめとして採用されているもので、制吐薬などの副作用対処薬を含む。2000年に公表した日本緩和医療学会の「Evidenced based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン」では、鎮痛を目的として使用するものを第1種鎮痛補助薬、それ以外を第2種鎮痛補助薬と定義した。
本ガイドラインでは、LussierらのOxford Textbook of Palliative Medicineの記載を参考に、鎮痛補助薬として上記のように狭義の定義を用いた。