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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.80
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2018  80
理事就任挨拶
理事就任挨拶
国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野
小川 朝生



 今回、理事ならびにガイドライン統括委員長を担当することとなりました。
 この5年ほどの間に緩和医療を取り巻く状況は大きく変わりつつあります。がん医療においては、各地域において広く提供するためのあり方、質を高めることも検討を始めました。単にがん診療連携拠点病院などの施設内を考えるだけではなく、退院後の自宅での支援や転院後のケアの継続までを含めて支援体制がどのようになっているのか、より広い視点が求められています。
 加えて、がん以外の領域にも(ひょっとするとこちらが本体かもしれませんが)緩和ケアの考え方が認識されつつあります。実際心不全における緩和ケアに関する報告書も出されました。がん以外の領域でも、がんで培った緩和ケアの考え方は有用ですが、一方で疾患ごとのtrajectoryは独特です。それぞれの専門領域と連携して、緩和ケアの提供のあり方を検討することが必要です。しかし、その動きは始まったばかりで、具体的な形を成すにはこれからの積み重ねが必要です。
 これらの大きな流れの中で、どの方向に向かうことが望まれるのか、一緒に考え、検討を深めながら取り組んで参りたいと思います。どうぞご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

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