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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.80
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2018  80
理事就任挨拶
理事就任のご挨拶
静岡県立静岡がんセンター 緩和医療科
大坂 巌



 このたび日本緩和医療学会 理事を拝命いたしました大坂 巌と申します。代議員ならびに理事選挙におきまして、皆様から多大なご支援を賜りましたことに感謝申し上げます。昨期までは専門医認定・育成委員会の副委員長として、専門医および認定医試験の運営や専門医の育成に参画して参りました。また、緩和ケア普及に関する関連団体支援・調整委員会の委員長として、他の学術団体との合同企画のサポートや緩和ケア関連団体会議の運営を行って参りました。成果としましては、18団体合同でWHO緩和ケアの定義(2002年)の定訳を作成することができました。ご協力を賜りました会員の皆様には心より御礼申し上げます。
 今回は3期目となりますが、専門医認定・育成委員会の委員長を仰せつかりました。重要な課題は3つあると考えております。まずは、専門医・認定医を増やすことです。現在、専門医は208名、認定医は329名しかおりません。わが国における緩和医療の均てん化を図るにはまだまだ不十分であり、一人でも多くの専門医・認定医を輩出することは喫緊の課題です。2つ目は、日本専門医機構におけるサブスペシャルティ領域としての認定を目指すことです。数年前から、このことに関する議論を重ねて参りましたが、日本の医療における緩和医療専門医の立ち位置を明確にし、後進育成のためにもサブスペシャルティ領域として認定されることが重要であると考えております。3つ目は専門医のスキルアップです。緩和医療専門医に求められるタスクは、この10年でも大きく変わってきております。さらに、緩和医療の守備範囲は拡大しており、新たな知見を積極的に修得し続けることはたやすいことではありません。そこで、今年度より専門医や認定医の継続教育を目的としたセミナーの開催を検討しております。
 これからの2年間、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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