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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.80
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2018  80
理事就任挨拶
新理事就任のご挨拶
京都府立医科大学 疼痛・緩和医療学教室
上野 博司



 この度、新しく理事を拝命いたしました京都府立医科大学疼痛・緩和医療学教室の上野 博司です。理事選挙においてご支援を賜りました多くの先生方に心より感謝申し上げます。
 私は1997年3月に京都府立医科大学を卒業後、手術麻酔を中心に麻酔科学の研鑽を積みました。そこで、手術中の眠っている患者さんでもきちんと痛みを取り除くことの重要性を学びました。元来、患者さんとのコミュニケーションを大切にしたいという思いが強く、麻酔科学の中でも痛みの診療(ペインクリニック)に強く興味を抱くようになりました。そして2000年頃より、日本緩和医療学会前理事長の細川 豊史先生に師事し、主に慢性疼痛の患者さんの痛みの治療に携わるようになりました。その後、一旦大学を離れ、大学の分院で手術麻酔の業務に従事しましたが、2008年に大学に戻ってきたときには、ペインクリニック診療の状況は一変していました。がんの痛みのコントロールを必要とする患者さんが大多数を占めるようになっており、世間では、がんの緩和医療の重要性が声高に叫ばれる時代になっていました。それ以降は、緩和医療を中心とした仕事に腰を据え、緩和ケア病棟の立ち上げ、管理・運営、院内・院外の医療者と医学生への教育に取り組んで参りました。
 日本緩和医療学会の活動としましては、2014年に代議員に初当選し、今年から3期目を務めております。この間、第23、24回学術大会の組織委員、WPGではガイドライン統括委員、2017年には地方会の前身である第2回関西緩和医療研究会を主宰させていただきました。今回の新理事就任にあたり、総務・財務委員会の副委員長を拝命し、重責に身の引き締まる思いでございます。今後とも本学会の発展はもとより、本学会代表の一人として日本の緩和医療の発展に貢献できるように精進していく所存ですので、ご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い致します。

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