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Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.80
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2018  80
理事就任挨拶
理事就任のご挨拶
日本医科大学付属病院 薬剤部
伊勢 雄也



 この度、初めて日本緩和医療学会の理事に選出させていただきました日本医科大学付属病院薬剤部 伊勢 雄也と申します。代議員選挙、ならびに理事選挙では多大なるご支援いただき誠にありがとうございました。2018年7月2日現在、会員数12,319名のうち、薬剤師は1,038名(8.4%)となっています。この1,000人いる薬剤師代表として、理事会ならびに各種委員会では責任ある提案、提言をしていきたいと考えております。
 現在の医療では、チーム医療が浸透しつつあります。医療技術の進展とともに薬物療法が高度化しており、薬剤の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが、医療安全の確保ならびに患者QOL向上の観点から非常に有益であると考えます。このチーム医療というのは、入院医療に限ったことでなく、在宅医療についても同様です。在宅医療を担う薬局薬剤師が在宅医や訪問看護師とチームを組むことで、患者さんにより良い医療を提供しています。しかし、これまでのところ、緩和医療の分野において薬剤師の職能が十分に発揮されているとはいえません。そのため、入院、在宅にかかわらず、薬剤師がその役割を十分に発揮できる環境づくりに尽力していきたいと思っております。具体的には、医師・薬剤師などで事前に作成・合意されたプロトコールに基づき、医師・看護師と協働して薬剤の種類、投不量、投不方法、投不期間の変更や検査のオーダを実施できるような体制づくり(Protocol Based Pharmacotherapy Management:PBPM)について、検討していきたいと考えております。そのほか、緩和医療の発展のため、医療用麻薬の流通や病院-薬局薬剤師間との情報共有、地域へのがん/緩和医療の教育啓発についても考えていきたいと思っております。
 微力ではございますが、薬剤師代表として本学会の更なる発展のために尽くしていきたいと考えておりますので、ご支援ご鞭撻の程、どうかよろしくお願い申し上げます。

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