Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.61
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2013  61
学会印象記
第26回日本サイコオンコロジー研修セミナー
〜一般医療者・看護師合同コース〜に参加して
第二岡本総合病院 がん性疼痛看護認定看護師  北村 和美
 今回セミナーに参加を希望した動機として、病棟で勤務するスタッフの一員として精神症状を有する患者さんの対応に苦渋するケースが多い。そのため、精神症状を有する患者さんを少しでも理解しサポートできたらよいと思いこのセミナーに参加を希望しました。
 緩和研修会やELNEC-Jを受講し基礎的な知識を得たものの、実践にうまく応用できていないのが現状でありました。
 しかし、この研修で多職種の方とワークショップを行うことで看護師だけが悩んでいる問題ではなく多職種の多くの方もそれぞれの悩みがあるのを知りました。
 そして、セミナーでは精神症状の包括アセスメントについて学びました。包括アセスメントといっても大切なのはわかりますが、どのようにアセスメントすればよいかがわからず悩んでいるスタッフが多いのが現状です。アセスメントで最も大切なのが「精神症状に気づく」ということを知り、私たちは精神症状のアセスメントができていないのではなく、その気づきをうまく次のアセスメントに活用できていないという現実がセミナーに参加することで見えてきました。そして「精神症状は難しい」「精神症状をどう評価すればいいのか、どのような症状を専門家に紹介するか」ということを学びました。
 今回のセミナーは、「怒り」を事例に取り入れ多職種の方とのワークショップを行うことでそれぞれの立場での悩みをディスカッションし、自分がもとめられている役割や対処方法にいついて考える良い機会になりました。
 参加後、同職種だけでなく多職種で考えることで困難であった事例に対し対応できるということをこのワークショップを通じて学び、今後の行動としてアセスメントに必要なものは何か、解決に導くにはどうすればよいかを考え、自分たちだけで悩むのではなく専門家に相談をしたりと医療者間でのコンサルテーションを密に行い早期に解決できるように行動していきたいと思います。

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