Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.61
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2013  61
口演19
小児の緩和ケア
座長・報告  国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 緩和医療科  永山  淳
座長  四国こどもとおとなの医療センター  松岡 真里
 本セッションは、成人緩和ケアチームの小児がん患者に対する取り組み1題(名古屋大学医学部附属病院・杉下美保子先生)、小児専門病院での小児緩和ケアチームのあり方に関するアンケート調査報告2題(東京都立小児統合医療センター・菊地祐子先生、宮崎隆先生)、看取りも含めた小児がん患者の在宅緩和ケアの報告2題(つばさクリニック・中村幸伸先生、在宅ホスピスとちの木・渡辺邦彦先生)、そして就学前のがんの子どもに対して、遊びの提供も含めた療養環境調整の実践についての2題(島根大学医学部・金井理恵先生、同附属病院・太田桂子先生)と、小児緩和ケアを提供するさまざまな環境からのご口演となりました。いずれも、これからわたしたちが小児緩和ケアを実践していく上での示唆に富むご発表をいただきました。それぞれのお立場から小児緩和ケアのさまざまな側面をお示しいただきましたが、共通していたのは、病気の子どもがその子どもらしく生きることを支援すること、そして子どもだけでなくその家族ごと支えていくという視点であったと感じております。これは小児緩和ケアに限らず、成人も含めた緩和ケア全体に敷衍しうる大切なテーマであると考えます。近年、本学術大会では、「小児緩和ケア」をテーマとした、シンポジウムやご口演セッションが毎年設けられるようになっていますが、この数年の中でも最も参加人数が多く、小児緩和ケアへの関心が増していることを感じさせるものでした。今回、学びの多いセッションとなりましたこと、すばらしいご発表をいただいた演者の皆さま、会場を熱気で埋めてくださった参加者の皆さまにお礼申し上げます。また拙い司会進行をお助けいただいた、共同座長の松岡真里先生にも改めて感謝いたします。

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