Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.61
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2013  61
フォーラム4
専門医フォーラム
座長・報告・演者   慶應義塾大学医学部 麻酔学教室腫瘍センター
緩和医療部門  橋口 さおり
 緩和医療学会専門医制度は平成20年から認定を開始し、4回の試験を経て58名の専門医が誕生している。わが国における緩和医療の発展のためには、さらに多くの専門医を養成する必要があるが、受験者数は増えていない。そこで、制度や試験についてよく知っていただくことを目的として、専門医認定・育成委員会ではこのフォーラムを企画した。まずは座長より専門医制度の概要について、症例報告書の書式変更の目的、試験問題の一部公開のこと、専門医制度改革にあわせて今後予想される対応について説明された。坂下委員からは、申請書と症例報告書記載方法のポイントが説明された。申請書については、業績は緩和医療との関連がわかりにくいものは認められにくいこと、緩和医療の臨床経験がみえやすくなるように記載してほしいことなどが説明された。今年度大きく変わったのは、症例報告書に7項目の課題症例が設定されたことである。これは、これまでの審査において、記載内容に偏りが多くみられたことから、記載のポイントが見えやすいように取り入れた。また、評価のポイントも公開されており、より記載しやすくなっているのではないかと考える。岡田委員からは、筆記試験問題について説明された。試験問題はこれまで公開してこなかったが、昨年度出題分から20題が公開された。今年度の出題形式はA type(五肢択一形式)、X2 type(五肢択二形式)となっていること、出題領域、マークシート方式となり出題数を120題に減らすことが話された。大坂委員からは、口頭試問ではロールプレイ、臨床問題、症例報告書についての質問が行われること、コミュニケーションと実践的な能力について重視していることが話された。最後に、昨年度受験して合格した関根委員から、試験準備のことや試験時の様子、米国の専門医事情が紹介された。委員会では、多くの方に専門医試験の受験をご検討いただくことを切望する。

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