Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.61
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2013  61
巻頭言
次回学術大会に向けて
島根大学医学部麻酔科学・緩和ケアセンター  齊藤 洋司
 このたび、第19回日本緩和医療学会学術大会の大会長を務めさせていただきますことを誠に光栄に存じます。日本緩和医療学会は会員1万人を超える学術団体であり、2012年には日本医学会分科会となりました。日本における緩和ケアの普及、充実は急速な勢いで進んでおり、日本緩和医療学会への期待はますます大きなものとなっています。この中で、学術大会は、最新の科学、ケア、教育、社会の情報を収集、交換、議論し、課題と方向性を導き出すという重要な役割を担っています。この役割を果たすべく、第19回学術大会は、「今を知り、明日に活かす」学術集会を目指したいと考えます。20年を迎えるにあたり、日本緩和医療学会のこれまでの活動を振り返り、今を見つめる節目の時期でもあると考えます。「今」を的確に見つめることで、私達の目指すべき方向性を共に考え、短期、長期の臨床、研究、教育の明日からの実践に繋げたいと思います。
 今回の学術大会は「これでいいのだ!」をメインテーマに2014年6月19日(木)から21日(土)、神戸市で開催いたします。このテーマは、患者さんや家族がその一瞬、その日、その月、その年をこれでよかった(これでいいのだ!)と思える、その人らしい生活を支えることが緩和ケアであるという思いを込めたものです。医療者は日々の緩和ケアを振り返り、これでいいのだ!と思える緩和ケアを提供していく、これもこのテーマに込められたものです。
 会期は3日間となりますが、プログラム構成は初日が教育セミナーと理事会をはじめとする会議、2日目、3日目が主たる学術プログラムであり、これまでの構成と全く同じものです。多職種が集い、多くの領域を網羅する本学会の特徴を十分に活かし、有意義な学術大会の運用を実現するため、学術集会の企画、運営の基盤となる組織委員会には新しい体制を導入しました。具体的には、組織委員は従来の半分以下の少人数とし、組織委員会の下に組織委員が長となる6領域のワーキンググループ(WG)を設置しました。各WGの担当領域において十分に吟味した企画案を組織委員会での全体審議に諮り決定するというシステムです。
 第19回学術大会が明日の緩和ケアの発展に寄与できる学術大会となりますよう、ご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

Close