Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.60
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2013  60
学会印象記
第18回日本緩和医療学会学術大会学会印象記
長崎大学病院緩和ケアチーム 医師  石井 浩二
 第18回日本緩和医療学会学術大会(以下、学会)が、2013年6月21日、22日の2日間にわたり、異国情緒あふれる港町、横浜で盛大に開催された。メインテーマは「いきいきと生き、幸せに逝く」、大会ポスターともども何ともおしゃれである。
 この四月から緩和ケアチームの一員となった筆者は、本学会へは初の参加だった。寛大な上司をはじめスタッフからの心遣いをいただき、学会前日の6月20日に開催された第15回日本緩和医療学会教育セミナーにも参加することができた。ガイドラインの解説から新規薬剤メサドンについてまで幅広く学ぶことができた。本セミナーは今後、学会の日程に組み込まれるとのことであったので、より多くの学会参加者にとって受講しやすいものになりそうだ。
 本学会の講演内容は症状コントロール、精神的サポート、ガイドライン解説、法改正による診療への影響などなど多岐にわたっており、どの会場へ行くべきか数週間前から悩んでいたが、いざ学会が開会すると学会場はあっという間に参加者で埋め尽くされてしまうほどだった。悩む間もなくなんとか空いていた会場へ滑り込んだが、参加者が入りきれず廊下まで参加者があふれている会場も出る程であった。翌日は土曜日ということもあり学会場はさらに混沌としていたが、筆者は何とか2日間とも概ね計画通りのスケジュールで講演や発表を聞くことが出来た。
 今回は初の緩和医療学会参加であったので症状緩和やガイドラインについての講演を中心に受講したが、どの講演も今後の臨床に即展開できるような充実した内容だった。本学会で学んだことを今後の臨床へ活用し、患者さんにいきいきと生きていただけるような緩和ケアの提供を目指していきたい。

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