Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.60
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2013  60
学会印象記
13th World Congress of the Eouropean Association
for Palliative care
信州大学医学部附属病院 リハビリテーション部 作業療法士  高田 明子
 2013年5月30日から6月2日にかけて、第13回EAPCがチェコ共和国のプラハ(Prague CongressCenter)で開催されました。今回の日本からの発表者は27名でした。
 今大会の演題数は、プレナリーセッションが14、パラレルセッションが92、Meet the expert が12、口述セッションが78、ポスターディスカッションが18、ポスター発表が890と大規模な学術大会でした。
 リハスタッフの私としては、EAPC taskforcesphysiotherapy&occupational therapyが最も印象深いものでした。このセッションではEAPCの理学療法士と作業療法士が、国を越え終末期により良いリハビリテーションを展開することを目的として活動されてきた結果が実を結び、今大会でPotentialand Possibility:Rehabilitation at end of lifeという本の出版に至ったということでした。まだ、日本でも終末期のリハビリテーションに関する知識や技術を記載した本はまだ少なく、リハビリテーション領域におけるトピックスでした。
 「Spiritual Care」のセッションでは、会場の参加者の約半数が医師、残りの大多数が看護師、そしてチャプレン、コメディカルスタッフ、倫理学者等と、多職種が一堂に会し、和やかでユーモアを交えて活発な質疑応答がなされている様子は、多職種会議の理想形の一つと映りました。
 私の語学力は非常に拙いものですが、セッションやレセプションで多国、多職種の参加者との交流を通して、知識・技術の吸収はもちろんですが、EAPCの参加者のホスピタリティの高さに魅せられました。また、リハビリテーション領域の発表においても、日本より先んじた発表も多く非常に勉強になりました。
 EAPCは、私を最も鼓吹してくれる学会であり、その素晴らしさをお伝えするには役不足ではありますが、百聞は一見にしかず、一人でも多くの日本の作業療法士、理学療法士の方にEAPCに参加をお勧めしたいと思います。

Close