Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.60
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2013  60
学会の総括
第18回日本緩和医療学会学術大会を終えて
いきいきと生き、幸せに逝く
藤田保健衛生大学医学部外科・緩和医療学講座 教授  東口 志
 2013年6月21、22日の両日、横浜市のパシフィコ横浜にて第18回日本緩和医療学会学術大会を開催させていただきました。皆様の多大なご協力のおかげで、7,866名という過去最多のご参加を得て、盛会裡に終えることができました。これもひとえに多くの方々のご厚情とご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。
 今回は、学会の活動はすべての会員の皆様と分かち合うことが基本と考え、主題から一般口演、ポスターなどの演題をすべて募集いたしました。本大会のメインテーマ「いきいきと生き、幸せに逝く」ための活発な討論が各会場で繰り広げられ、参加者が会場に入りきれずに中継を出したセッションもございました。それぞれのテーマのエキスパートとして、ご高名な先生方にご登壇いただき基調講演や特別講演などをできる限りふんだんに盛り込ませていただきました。また、ランチョンセミナーや関連企画も、いずれも練りに練った内容で、すべての方々にご満足いただけたことと存じます。
 懇親会の八神純子さんのコンサートでは、参加者の皆様が青春時代にタイムスリップしたかのような盛り上がりでした。
 私がぜひとも取り組みたかった裏テーマの“癒し”企画も大好評でした。特にマザープラネットでは、「癒しとともに明日への気力をいただけた」、「大変楽しい会で、身も心も癒されました」など数えきれないほどの称賛をたまわりました。また、「待ち時間に流れていた音楽が厳選されて素晴らしかった」、「隅々にホスピタリティがあふれている学会でした」などと、嬉しいおほめの言葉も頂戴いたしました。感謝・感謝・感謝です。
 この二日間を通じて学んだことは、「いきいきと生きる」ことも「幸せに逝く」ことも、患者、家族にとって常に何が必要で何をすべきかを念頭におきながら、決して軸をぶらさない医療を確実に構築していかねばならないということです。皆様の熱きご発表とご討論を聞かせていただき、これをどこでも誰でもできるようにすること、これは決して難しいことではないのでは・・・と思いました。と、同時にご参加の皆様には、学会で得た知識を各施設に持ち帰り、ひとりでも多くの患者、家族を幸せにしていただければと、心より願っております。
 このような機会を賜りましたことを、細川理事長をはじめとする理事の皆様、多くの諸先輩ならびに組織委員、査読委員そして会員の皆様、ご協力をいただきましたすべての方々に厚く御礼申し上げます。最後に、私のわがままに最後まで根を上げずについてきてくれました医局員ならびにご支援を賜りましたボランティアの方々に心より御礼申し上げて大会長としてのご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

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