Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.56
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2012  56
Current Insight
看取りのパス〜 LCP 日本語版〜のこれからの展望
東芝病院 緩和ケア科  茅根 義和
 LCP日本語版の普及活動が2009年より始まり3年が経ちました。昨年までは学術大会でもワークショップを開催し、多数の参加をいただきました。そして、徐々にLCP日本語版を導入する施設が増えつつあり、去る6月22日、23日に行われた学術大会でもLCP日本語版に関する発表が6題ほどありました。さて、これからの看取りのパス〜LCP日本語版〜について述べていこうと思います。英国本国においてLCPは随時改訂されており、現在はver.12(LCP日本語版の元になったver.の次のver.)が運用されています。LCP日本語版もある程度臨床現場での使用実績が積み重ねられましたので、これからは実地に即した改良が求められる時期だと考えています。本年度よりLCP日本語版の普及・研究組織は宮下先生を中心とした研究班と池永先生、筆者を中心とした普及班に分かれそれぞれにLCP日本語版の普及・改良に向けて動き出しています。研究班は看取りのパスに関わる諸研究を行い、新たな知見を積み重ねていく予定です。普及班はこれまで行われていたLCP日本語版の紹介を中心としたワークショップから、実際に使用していただいている医療者をサポートする活動に徐々にシフトしていく予定です。本年度はこれまでのワークショップ以外にLCP日本語版の利用者を対象としたセミナーの開催を予定しております。今後はこのようなセミナーにて利用者同士の情報交換が行われ、その中からLCP日本語版のよりよい活用の仕方が共有されることを願っています。また、セミナーでの意見交換も参考にして今後の改訂に向けての作業を開始することを検討中です。本年度のセミナーは現在LCP日本語版のホームページで行っている利用者登録の登録施設にご案内する予定ですので、事務局としてはLCP日本語版を活用している施設におかれましては、是非利用者登録をお願いしたいところです。

Close