Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.52
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2011  52
学会印象記
12th Congress of The European Association for Palliative Care
(EAPC)に参加して
北里大学病院薬剤部  国分 秀也
 2011年5月18日から21日にかけて、第12回のEAPCがポルトガルのリスボン(Lisbon Congress Center)で開催されました。今回のEAPCは例年になく日本人の参加者(49名)および発表者(24名)が多いのが印象的でした。世界各国からの参加者は、約2700名であり、ポスター発表は1093演題、各種シンポジウムおよびワーショップは73演題でした。今回のEAPCの印象として、テーマが非常に多岐にわたっていたと感じました。Paediatric Palliative Care やPalliative Care in Elderlyと対象を絞ったテーマ、HIVやCOPDなどの非がん性のテーマの発表もあり、非常に有意義な内容であったと思います。また、製薬メーカーのブースは5社出展されており、フェンタニル舌下錠、点鼻、バッカル錠といったBreakthrough cancer painに対する製剤を競って紹介していました。その他、オキシコドンとナロキソンの合剤、μオピオイドレセプターアゴニストとノルアドレナリン再取り込阻害の2つの作用を持つタペンタドールの製品を紹介していました。日本ではBreakthrough cancer painにフェンタニルキャンディーがようやく上市され、まだまだ世界に遅れをとっていると感じました。日本の緩和医療をより一層推進するよう努力すべきであると思います。
 学会の合間をぬって観光も行ってまいりました。リスボン市内から電車、バスを乗り継いて、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に行ってきました。非常に雄大であり、感動いたしました。食事は、魚介類が主であり、ロブスター、金目鯛、イカ、タコ、…非常においしかったです。

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