Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.49
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2010  49
巻頭言
第16回日本緩和医療学会学術大会について
十和田市立中央病院 事業管理者  蘆野 吉和
 次回2011年の学術大会(第16回日本緩和医療学会学術大会)を7月29日(金)30日(土)の2日間にわたり、北海道札幌市で開催することになりました。私がこの地で学術大会を開催することにした理由は、東北では約7,000人を収容ししかも移動距離が短い会場がないこと、札幌は十和田市と同様に自然が豊かで日本緩和医療学会発祥の地であることなどです。しかし、奥入瀬渓流、十和田湖、次回2011年の学術大会(第16回日本緩和医療学会学術大会)を7月29日(金) 30日(土)の2日間にわたり、北海道札幌市で開催することになりました。私がこの地で学術大会を開催することにした理由は、東北では約7,000人を収容ししかも移動距離が短い会場がないこと、札幌は十和田市と同様に自然が豊かで日本緩和医療学会発祥の地であることなどです。しかし、奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田山などの本当にすばらしい自然を案内できないのが残念です。
 私の住む十和田市から札幌に行くには、夜の9時に自宅を出て、寝台列車に乗ると、朝6時に札幌の駅に着きます。同様に、夜10時の寝台列車に乗ると朝の仕事の開始には間に合います。現在、このような日程で、組織委員、事務局とともに札幌で学術大会の準備を進めています。
 今回の学術大会では、私が病院および在宅の現場で学んだいくつかのメッセージを発信するとともに、病院や在宅などの緩和ケアの現場で働いている多職種の仲間がお互いの学びを共有できる場を多く設けたいと考えています。
 テーマは『いのちをささえ いのちをつなぐ緩和ケア〜病院から地域へ〜』。 「いのちをささえ いのちをつなぐ」緩和ケアという言葉はこのニューズレターの巻頭言で2度出していますが、わたしの20年以上にわたる緩和ケアの取り組みの中から生まれてきた言葉です。
 この大会では、すでに到来している高齢化社会において「治す医療」から「生活を支える医療」への転換が必要であること、この「生活を支える医療」の基本的理念が緩和ケアの理念であることをまず発信したいと思います。そして、この緩和ケアの理念として、1.一人一人の生き方を支える、2.楽に生きることを支える、3.介護者や家族を支える、4.チームで支えるという4つの基本的理念を提示します。また、特に、1.緩和ケア実践の現場からの情報発信を重視すること、2.終末期緩和ケア実践の場としての在宅に焦点をあてること、3.緩和ケアを非がん疾患に拡大すること、4.多職種が積極的に緩和ケアに参画できるような基盤づくりを行うこと、そして関係する学会や研究会などとの交流も視野において企画を進めております。
 参加する皆様方が、緩和ケアの基本であるホスピタリティー(思いやり、温かさ、おもてなし、寄り添い)を充分満喫していただけるよう組織委員の方々と一緒に準備しておりますので、是非とも演題を出して、夏の北海道に大勢の仲間を誘って来ていただきたいと思います。

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