Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.37
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2007  37
ポスターセッション P1D-1〜P1D-11
リハビリテーション
座長・報告 : 要町病院緩和ケア部  行田泰明
 このセッションでは、緩和ケアにおけるリハビリテーションの取り組みが11題報告された。D-1は臥床状態の末期がん患者に姿勢分析を行い、ストレッチ、関節可動域訓練、触圧刺激、ポジショニングなどのリハビリテーションを施行することがQOLの向上につながるという報告であった。D-2は呼吸苦に対するリハビリテーションマニュアルを作成することで、在宅でも一貫したリハビリテーションの継続が可能となり、QOLの向上に寄与したという報告であった。D-3は化学療法を受ける患者にエクササイズを導入したところ、呼吸訓練やリラクゼーション効果をもたらしたという報告であった。D-4はリンパ浮腫に対しリンパドレナージを中心とした治療を行い、同時に正しい知識の普及を図ることがQOLの改善につながるという報告であった。D-5は理学療法士が緩和ケアチームの一員として、理学療法のみならず、心のケアを念頭においた介入を目標とすべきだという報告であった。D-6は頭頚部癌患者の難治性頭痛や頚部締め付け感に対し、理学療法と薬物療法を組み合わせることで効果的な治療を行うことができたという報告であった。D-7は院内緩和ケアチームの下部組織としてリハビリ科緩和ケアチームを立ち上げ、患者のQOL向上に向けた活動を行っているという報告であった。D-8は作業療法や音楽療法など多岐にわたる取り組みと今後の検討課題の報告であった。D-9は病期や病状に応じたリハビリテーションを継続して提供することが、QOLの維持、向上に役立つという報告であった。D-10は作業療法が全人的苦痛の緩和の一助となったという報告であった。D-11は作業療法を行うことがADLの改善のみならず、社会的苦痛の改善につながったという報告であった。いずれの発表も普段の真摯な活動の結果であり、会場でも活発な質疑応答が行われた。

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