Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.36
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2007  36
ポスターセッション P1A-1〜P1A-13
QOL評価・グループ療法・スピリチュアルケア
座長・報告 : 高野山大学スピリチュアルケア学科  大下大圓
 このセッションはデジタルミュージアム内に設営された会場であったが、閲覧スペースが手狭なうえに参加者が殺到したために、中に入れず苦情が多かった。発表時間がオーバーする人も多く、1時間で13演題をポスターで実施する難しさを露呈した。
 しかし、発表内容はどれも研究や実績をふまえたすぐれたものが多く、じっくりと発表して質疑応答がなされるべきだった。広範な領域にまたがる部門であったが、その内容は「薬剤師によるオピオイドレスキュー指導に対する患者満足調査」(高瀬日久光氏:福岡大病院)、「放射線治療を受ける婦人科系がん患者のQOL」(松田彩子氏:東京医科歯科大)、「前立腺がん骨転移症例におけるゾレドロン酸水和物投与後のQOL改善効果について」(三浦剛史:千葉北総病院)、「治療期にあるがん患者の療養生活を支えるグループ支援方法の開発」(川崎優子:兵庫県立大学)、「がん患者の療養支援方法としての誘導イメージ療法を実施して」(橋口周子:兵庫県立大学)、「グループディスカッションによって表出された患者のストレスと対処」(井沢知子:兵庫県立成人病センター)、「緩和ケアにおけるスピリチュアルケア・アセスメント・サマリーシートの共同研究」(大下大圓、月山淑子、和歌山県立医科大学)、「スピリチュアルケアにおける聴くことの意味を考える」(岩田明子:関西労災病院)、「患者の意思決定を尊重するための関わり」(長尾充子:近畿大学病院)、「当院で死を迎えることを希望した末期膵臓癌患者との関わり」(神谷輝彦:館林厚生病院)、「故郷を離れて緩和ケア病棟へ入院した患者への看護介入を振り返って」(升田浩恵:国保中央病院)、「その人らしさを取り戻す為に」(福田真由美:原土井病院)、「眠りたいと何度も訴える患者との関わりを振り返って」(富間良子:大阪市立北市民病院)であった。どの演者も狭い会場ではあったが、やり取りをしながら精一杯日頃の研鑽を力強く発表したことを最後に申し述べたい。

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