Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.36
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2007  36
一般演題 口演19
緩和医療教育(2)
座長・報告 : 岡山大学大学院保健学研究科  藤野文代
 19-1 当院での緩和医療教育の現状−EPEC-O導入と今後について−(市立豊中病院 林昇甫他)
 19-2 EPEC-Oその後−一般病院における初期臨床研修医に対する卒五後教育の取り組み(カレスアライアンス 天使病院 中島信久)
 19-3 中央から離れた地域にある一般病院における緩和医療教育への取り組み〜スタッフ教育から地域への啓蒙・広報活動まで〜(中津胃腸病院 岩本拓也他)
 19-4 緩和ケアチームによる緩和医療の初期教育と課題(信州大学 浜善久他)
 19-5 「EPEC-Oその後」EPEC-Oプログラムを用いたセミナーを担当して(市立秋田総合病院 橋爪隆弘他)
 19-6 EPEC-Oその後 ささやかな試みを通して(名古屋掖済会病院 久保速三他)
 6題のうち4題は,Education for Palliative and End of life Care Oncology(以下EPEC-O)セミナー参加後の院内・地域における取り組み,2題はEPEC-Oを活用した緩和ケアチームの取り組みの報告であった。市立豊中病院の林昇甫氏は緩和ケアチームの院内における活動と地域医療機関との連携等,地域とともにレベルアップしてきた状況を報告した。カレスアライアンス天使病院の中島信久氏は臨床研修医10名に対して早朝講義を実施し,その内容を詳細に報告した。今後は多職種に緩和ケア教育を充実させたいと述べた。中津胃腸病院の岩本拓也氏は赴任して5年間のスタッフの成長を振り返り,緩和ケアチームを編成したこと,教育の困難な中で責任感と達成感を維持させる工夫,また卒前教育の必要性を報告した。信州大学の浜善久氏はがん診療連携拠点病院として,平成18年4月から緩和医療チームを発足させ、病院全体で理解を深めるための1年間の活動内容を報告した。今後もEPEC-Oを活用して育成したいと述べた。
 市立秋田総合病院の橋爪隆弘氏はEPEC-Oトレーナーズ・ワークショップへの参加後,東北地方(秋田・盛岡)において医療者向けのセミナーを開催した。参加者から良い評価が得られ,今後はがん治療にかかわる多職種対象に企画したいと報告した。名古屋掖済会病院の久保速三氏はEPEC-Oトレーナーズ・ワークショップへの参加とその後のスタッフ教育の実践を述べ,長年の緩和医療経験を踏まえた上での現在の緩和医療科における教育とスタッフの成長を報告した。

Close