Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.33
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2006  33
総会報告
フリーセッション
“緩和ケアチームによるコンサルテーション事例の検討”に参加して
獨協医科大学病院 看護師  岸田さな江
 緩和ケアに関わる看護師の多くは、コンサルテーションの過程で多くの悩みを抱えることがあります。コンサルテーションの経験の浅い私もそんな一人で、悶々とした日々を過ごしていました。今回のフリーセッションは、絶妙なタイミングで参加することができ、終了時には晴々とした気持ちになりました。
 会場はテーブルを囲むように椅子が準備され、ディスカッションが行なわれ易い雰囲気でした。また、20近く準備されていた椅子はすぐに埋まり、会場全体を使用しながら意見交換が行なわれました。疼痛管理と在宅移行という緩和ケアには欠かせない内容の2事例の提示により、コンサルテーションのプロセスを共に体験しながら日々の看護を振り返る機会となりました。緩和ケアチームがより円滑であるためには、自分たちの立ち位置の見直しや看護師として何ができるのだろうか、多職種へアピールすることは何かということを自問自答することや、それらを話し合う機会を持つことが大切であるということを再確認しました。フリーセッションには、医師の参加もあり“医師に協力をしていることを言葉として表現してもらえるとうれしい”などの意見も聴け、難しいと考えられた症例の検討も暖かく和やかな雰囲気の中で行なわれました。このような機会に多施設の方とお互いの思いを共有し学ぶことは、共に歩む仲間がいるということでとても心強く、大きなエネルギーを感じました。是非また次年度の学会でも皆様とフリーセッションの場でお会いし、緩和ケアチームの看護師としての意識の向上や役割開発の機会にさせていただけることを願っております。
 文末になりましたが、事例を提供してくださいました患者様、がん性疼痛認定看護師の松林さんと藤田さん、運営をしてくださいました、がん看護専門看護師の皆様に感謝いたします。

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