Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.29
日本緩和医療学会ニューズレター
Nov 2005  29
ポスターセッション III-I-01〜05
代替療法3
司会・報告 : 国立病院機構近畿中央胸部疾患センター 心療内科  所 昭宏
 「代替療法3」のセッションでは、5題のがん代替療法の演題が発表された。
 III-I-1のアダチヒロ氏は、緩和ケア病棟における個人、集団セッションにての家族ケアとしてのカラーセラピーの臨床経験を報告された。
 III-I-2の金城睦子氏は、温熱療法利用患者は、症状改善、症状緩和の目的として利用する傾向や健康統制感(Health Locus of Control)との関連を報告された。
 III-I-3の吉原ゆかり氏は、温熱療法の効果を、バイタルサインと不安尺度STAIなどの指標をおき心身両面からの効果を報告された。
 III-I-4の西 柴氏は、がん性リンパ管症患者の呼吸困難感の緩和として、オートハーブによる音楽療法にての効果を、事例を交え報告された。
 III-I-5の菊池浩光氏は、がんのイメージ療法として、コンピューターゲームソフトを応用し、能動的な闘病意欲やストレス緩和への可能性を報告された。
 いずれの演題も、がん患者や家族への心身両面への安寧をめざす意欲的なものであった。今後がん代替療法領域でのエビデンスの創出と人間的ふれ合いのなかでの医療の両立が定着していくことを期待したい。

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