Japanese Society for Palliative Medicine
News Letter No.28
日本緩和医療学会ニューズレター
Aug 2005  28
総会の総括
第10回日本緩和医療学会総会を終って
大会長、国立がんセンター 総長  垣添 忠生
 平成17年6月30日〜7月2日、第10回日本緩和医療学会総会と第18回日本サイコオンコロジー学会の合同大会の会長を務めた。初日はかなり強い雨、二日目は雨から曇、三日目は曇から晴と、天候は次第に回復したが、全般にあまり恵まれなかった。しかし、初日の強い雨の中、次々と参加者にお集まりいただき、最終的には3000名を超える参加をいただいた。合同大会とはいえ、記録的な参加者数で、主催者として誠に有難く思う。演題数も383題と過去最高で、両大会とも伸び盛りの学会であることを改めて強く実感した。
 会場のパシフィコ横浜の主会場は1000名収容できるのに、しばしば立見、外まで溢れるほどの皆さんの参加をいただき、これは嬉しい誤算だった。ポスター会場も狭すぎた。こうした不具合がいくつかあったにせよ、学会そのものは極めて活発で、両学会参加者の熱意も強く、いつも感じる他学会との違いを、一層明瞭に感得した。これだけ多くの方に参加いただけたのは、1)三日間を通じて両学会完全混合型のプログラム編成としたこと、2)bad newsをどう伝えるか?とか、緩和ケアチームの活動評価とか、代替療法とか、会員が現場で困っている問題を拾って議論の対象としたこと、3)海外との交流を進めるため、Drs. Baile、Coyle、Foley、Brueraという、この世界でよく知られた研究者を米国より招き、講演いただき、また各企画に加わってもらい議論に参加いただいたこと、などが大きな理由ではないか?と考えている。もちろん、一般演題はレベルが高かったし、モーニング・レクチャー、ランチョン・セミナー、イブニング・セミナー等、勉強の機会が非常に多かったことも理由であろう。
 本合同大会を運営するに当って、ご協力いただいた国立がんセンターの皆さん、学会運営を担当いただいたアクセス・ブレインの皆さん、横浜市のボランティアの方々、三日間の運営を応援いただいた企業の方々と、外国人演者の同時通訳を適確に実施いただいた担当の方々、そして助成下さった横浜市にも、会場のパシフィコ横浜の皆さんにも、厚く御礼申し上げたい。そして、もちろん本大会を盛り上げていただいた両学会の会員の皆様に心から御礼申し上げて御挨拶としたい。皆さん、ありがとうございました。

Close