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苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン(2010年版)

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6章 文献的検討の要約
2 生命倫理学的検討
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鎮静における好ましい効果と好ましくない効果
 相応性原則と2重効果の原則は,鎮静に好ましい効果と好ましくない効果があるとして,生じる倫理的ジレンマを解決するために用いられる。
 鎮静における好ましい効果とは苦痛緩和である。好ましくない効果とは,意識の低下,コミュニケーションができなくなること,および,生命予後を短縮する可能性をさすことが多い(Jansen 2002ab;Morita 2003a; Quill 1997;Rousseau 2000)。しかし,それらを好ましくないとは考えない価値観をもつ患者もいる(Hunt 2002)。

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