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がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2010年版)

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1章 はじめに
3 推奨の強さとエビデンスのレベル
3
エビデンスのレベルと推奨の強さの臨床的意味
 以上より、本ガイドラインでは、エビデンスのレベルと推奨の強さから、以下の組み合わせの推奨文がある。それぞれの推奨文の意味を示す(表4)。
表4 エビデンスのレベルと推奨の強さの組み合わせの臨床的意味
1A 根拠のレベルが高く、治療によって得られる利益は大きく、かつ、生じうる害や負担を上回ると考えられる
したがって、医師は、推奨した治療を行うことが勧められる
1B
1C
根拠のレベルは低い(B)、または、とても低い(C)が、治療によって得られる利益は大きく、かつ、生じうる害や負担を上回ると考えられる
したがって、医師は、根拠が十分ではないことを理解したうえで、推奨した治療を行うことが勧められる
2A
2B
2C
推奨した治療によって得られる利益の大きさは不確実である、または、治療によって生じうる害や負担と拮抗していると考えられる。根拠のレベルは、高い(A)、低い(B)、とても低い(C)、以上のいずれかである
したがって、医師は、治療を選択肢として呈示し、患者と治療を行うか相談することが勧められる
(森田達也、小山 弘、四方 哲)
【参考文献】
1)
Guyatt GH, Cook DJ, Jaeschke R, et al. Grades of recommendation for antithrombotic agents:American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines(8th ed.). Chest 2008; 133(6 Suppl): S123-31( Erratum in: Chest 2008; 134: 473)
2)
Guyatt GH, Oxman AD, Vist GE, et al; GRADE Working Group. GRADE: an emerging consensus on rating quality of evidence and strength of recommendations. BMJ 2008; 336(7650): 924-6

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