C-6
タイトル(日本語) 急性期病院における終末期患者への治療:進行認知症と進行がんについて
タイトル(英 語) Treatment of the dying in the acute care hospital. Advanced dementia and metastatic cancer.
著者名 Ahronheim JC, Morrison RS, Baskin SA, et al
雑誌名,巻:頁 Arch Intern Med. 1996; 156: 2094-100
目 的

65歳以上の認知症、がんで死亡した患者に行われていた延命医療、侵襲的検査や治療の頻度を明らかにする。

研究デザイン 後ろ向きコホート研究(チャートレビュー)
エビデンスレベル Not applicable
治療環境・施設名

病院(NewYorkの大規模3次ケア教育病院)おそらくMount Sinai Medical Center

対象患者

1992年6月〜1993年6月(13ヶ月)に65歳以上で進行認知症・転移を伴う固形がんで死亡した患者、救急での死亡は除外。
例数:認知症80 がん84 性別(女):認知症66% がん52%
年齢:認知症65-74 9%、75-84 30%、85以上 61%、
年齢:がん65-74 45%、75-84 43%、85以上 12%
原疾患:認知症 アルツハイマー5%、脳血管3%、パーキンソン病8%、不明85%
原疾患:がん 肺23%、膵16、結腸14%、胃10%、前立腺8%、肝6%、卵巣6%
生命予後:在院日数 
生命予後:認知症 -2日 13%、3-7日 29%、8-14日 23%、15-30日 24%、31日- 13%
生命予後:がん  -2日 16%、3-7日 20%、8-14日 25%、15-30日 23%、31日- 17%
全身状態:記載なし 病態:記載なし 治療環境:病院
他:事前指示 認知症8%、がん31% DNR指示 認知症75%、がん82%
他:入院前の経管栄養チューブ 認知症25%、がん1%

介 入

なし

主要評価項目(定義)・
統計学的手法

永久的中心静脈、一時的中心静脈、経腸栄養の実施。
ロジスティック回帰にて侵襲的治療(上記3治療+血液透析、腹膜透析、人工呼吸器の1つ以上)を受けている割合を疾患間で比較。

結 果

永久的中心静脈経路確保・・・・・・・認知症 00% がん2.4%
一時的中心静脈経路確保・・・・・・・認知症 20% がん25%
(入院後新規の)経腸栄養チューブ・・認知症 26% がん10%

侵襲的治療(1つ以上)を受けた割合 認知症 49% がん45%
ロジスティック回帰の結果、侵襲的治療を受けた割合は差がなかった(P=0.75)
入院後新規の経腸栄養は認知症の方が多かった(P=0.02)

結 論 略(輸液以外のことが含まれるため)
コメント 輸液・栄養関連のみ抜粋した。侵襲・非侵襲検査、侵襲的な非緩和的治療、心肺蘇生、抗生剤、DNR指示について記載されている。
作成者 宮下光令