B-6
タイトル(日本語) 固形癌患者にみられるエネルギー代謝の亢進
タイトル(英 語) Elevated energy expenditure in cancer patients with solid tumors.
著者名 Hyltander A, Drott C, korner U, et al
雑誌名,巻:頁 Eur J Cancer.1991: 27: 9-15
目 的 体重減少を来した固形癌患者で代謝亢進を誘導または促進するかもしれない様々な因子を同定する。
研究デザイン 症例対照研究
エビデンスレベル IV
治療環境・施設名 Sahlgrenska病院外科病棟(スウェーデン)
対象患者

例数:癌患者; 体重減少(W-L)(>4% / 6mo)81 体重一定(W-S)25
例数:コントロール ; W-L 51 W-S 45 
年齢:癌患者W-L 59(2)W-S 44(3)W-L 59(2)W-S 60(2)
原疾患:(癌)精巣、肝、大腸、胃、食道、膵、顎下腺、前立腺、胆嚢、卵巣、腎、後腹膜肉腫、非ホジキンリンパ腫、黒色癌、黄色肉芽腫(コントロール)動脈硬化、胃、十二指腸潰瘍、腹痛(経過観察)、胆嚢炎、神経性食指不振、クローン病、大動脈瘤、肝炎、鼡径ヘルニア、肝硬変、痔、膵炎、胸郭出口症候群、胃瘻狭窄、他15、ボランティア7

介 入

下記項目測定。体重減少者同士、体重一定者同士を比較検討

主要評価項目(定義)・
統計学的手法

体温、呼吸数、心拍数、体重減少、TBK、HB、Alb、ALP、ESR、AST、ALT、酸素消費量、呼吸商、REE、炭水化物酸化、脂肪酸化、甲状腺ホルモン
郡内比較 ANOVA

結 果

癌患者は体重減少の有無に関係なく代謝が亢進していた。

癌患者は体重減少の有無に関係なく脂肪酸化が増加していた。

代謝亢進は甲状腺ホルモンの減少によって逆調整をされた。
肝機能異常は代謝に影響を与えなかった。
心拍数は代謝亢進と最も相関しており、癌患者でより強く相関していた。
結 論 癌患者では体重減少に関係なく代謝が亢進しており、代謝亢進の原因としては炎症反応よりもアドレナリン作用によると思われた。
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作成者 須賀昭彦