B-5
タイトル(日本語) 消化器癌悪液質患者での食事による熱産生
タイトル(英 語) Diet-induced thermogenesis in patients with gastroinstinal cancer cachexia.
著者名 Weston PM, king Rf, Goode AW, et al
雑誌名,巻:頁 Clin Sci Lond). 1989; 77: 133-138
目 的 食事による熱産生の上昇が悪液質患者の体重減少の原因か?
研究デザイン 症例対照研究
エビデンスレベル IV
治療環境・施設名 ロンドン病院外科(イギリス)
対象患者

例数:癌患者(体重一定者(W-S) 20 体重減少者(W-L) 10 )
例数:コントロール(良性消化器疾患患者)(C) 10
年齢:W-S 63.7(1.8) W-L 70.6(1.9) C 65.8(4.3)
性別(男/女):W-S 15/5 W-L 5/5 C 3/4
原疾患(%):W-S胃・食道癌 30 大腸癌65 他 5
原疾患(%):W-L胃・食道癌 40 大腸癌50 他 10

介 入

REEおよび食後の熱産生量を測定し、W-S, W-L, Cの3群で比較

主要評価項目(定義)・
統計学的手法

W-L・・健常時より7.5%以上の体重減少者
一週間の平均食事摂取量を聞き取り調査
除脂肪体重(40Kを用いた核医学的検査)
REE(間接熱量測定法)
熱産生量(3.1MJ(14%蛋白質, 38%脂肪, 46%炭水化物)になるチーズサンド3個とオレンジジュースを15分以内に飲食後、2.5時間 間接熱量測定し、その結果からREEを引いたもの)
mean (SE)、Mann-Whitney U検定、Wilcoxon検定

結 果

体重減少者は食事摂取量が摂取カロリー摂取タンパク量ともに減少していた。
REEはCに比べW-S,W-Lで増加していたが、三者間では有意差はなかった。
体重減少者で食事による熱産生量は減少していた。

結 論

体重減少者における食事による熱産生は減少している。
これは体重減少に付随する飢餓に順応した結果であり、悪液質にみられる体重減少には寄与していない。

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作成者 須賀昭彦