B-3
タイトル(日本語) 栄養不良消化器癌患者におけるエネルギー消費
タイトル(英 語) Energy Expendituree in Malnourished Gastrointestinal Cancer Patients.
著者名 Daniel DT, Feurer ID, Knox LS, et al
雑誌名,巻:頁 Cancer. 1984; 53: 1265-73
目 的 同一癌種の患者のREEを調べることにより、REEの異常が宿主あるいは癌種によるものかを決定する。
研究デザイン 横断研究
エビデンスレベル 分析疫学的研究 IV
研究施設 The Department of Surgery and the Clinical Nutrition Center, University of Pennsylvania
対象患者

例数:173例 年齢:62.8+/-12.5
原疾患:食道;15%、胃;16%、結腸;42%、膵臓;16%、肝胆管;5%、重複癌;6%
生命予後、予後因子:不明
病態:敗血症・発熱、術後・化学療法を含めない。

介 入

主要評価項目(定義)・
統計学的手法

Resting Energy Expenditure (REE)、Predicted Energy Expenditure (PEE)、体重、血清中アルブミン、総鉄結合能(TIBC)、罹病期間。

結 果

REEは、42%で正常、36%で減少、22%で増加していた。

膵癌、肝胆管癌の患者でREEは優位に低値であった。胃癌患者は高値の傾向であり、食道癌、結腸癌の患者のREEは広く分布していた。
年齢、性別、体格、栄養状態、腫瘍体積、罹病期間による各グループ間の差は認めなかった。
結 論 消化器癌患者の多くはREEの異常を示すが、単に上昇しているだけではなく、それは年齢、性別、体格、栄養状態、腫瘍体積によるものでもなかった。消化器癌患者では初発部位が主にエネルギー消費を決めていると考えられた。
コメント 癌患者のREEしか測定しておらず、他疾患、健常人との比較がないため何ともいえないが、癌種によってREEの傾向が違うことは起こりえると思われた。
作成者 小西 太