A-2
タイトル(日本語) 腹腔内の進行癌で消化管閉塞した癌患者に対する在宅中心静脈栄養(HPN)
タイトル(英 語) Home parenteral nutrition for patients with advanced intraperitoneal cancers and gastrointestinal dysfunction.
著者名 Moley JF, August D, Norton JA, et al
雑誌名,巻:頁 J Surg Oncol. 1986; 33: 186-9
目 的 癌治療後、消化管機能不全となった癌患者に対するHPNの有用性を例証する。
研究デザイン 症例報告
エビデンスレベル V
治療環境・施設名 Home Health Care of America, Philadelphia, USA
対象患者 例数:3例
介 入 HPN
主要評価項目(定義)・
統計学的手法

結 果
症例: 42歳、女性、原疾患:骨盤内平滑筋肉腫、PS良好(値不記載)
腫瘍による腸閉塞のため経腸栄養が不可、HPNによる在宅と仕事へ復帰を患者が希望

HPN 2,000ml、糖20%、アミノ酸5%、12時間夜間投与、生存期間24ヶ月.
患者は在宅できたことに感謝した。

症例: 42歳、男性、原疾患:直腸癌、PS良好(値は不記載)
癌による腸閉塞のため経腸栄養が不可、HPNによる在宅を患者と家族が希望
HPN 3,000ml、糖15%、アミノ酸5%生、存期間6ヶ月。
患者と家族は在宅できたことに感謝した。
症例: 36歳、男性、原疾患:右側結腸癌、PSは不記載
癌による腸閉塞に対し空腸瘻と胃瘻を造設し減圧した。
在宅を患者と家族が希望しHPNを行う
HPN 3,000ml、糖20%、アミノ酸5%、生存期間1.5ヶ月。
家族は在宅できたことに感謝した。
HPN施行期間(24ヶ月,6ヶ月,1.5ヶ月)中、患者、家族は満足し、謝意を示した。
結 論 輸液と減圧用胃瘻を用いた在宅ケアは、安全性が高く人間性を尊重したもので、医療コストの軽減効果のある方法である。
コメント 症状やQOL評価は含まれていないが、消化管閉塞を伴う終末期癌患者に対するケアの場を入院から在宅に変換させた。
作成者 中島信久