A-18
タイトル(日本語) 緩和ケアの意識消失に対する輸液治療
タイトル(英 語) Hydration for control of syncope in palliative care.
著者名 Benitez del Rosario MA, Martin AS
雑誌名,巻:頁 J Pain Symptom Manage. 1997; 14: 5-6
目 的 意識消失を繰り返した終末期がん患者への輸液治療の効果を記述する。
研究デザイン 症例報告
エビデンスレベル V
治療環境・施設名 Hospital “La Gandelaria” Santa Cruz de Tenerife, Spain
対象患者

例数:1例 年齢:65歳 性別:女性1例
原疾患:舌がん、肝・肺・気管周囲転移、局所リンパ節浸潤。
全身状態:生命予後:不明、KPS:60, 経口摂取可能。
病態:軽度低血圧(100/60、心拍数80-90/分)、理学的に脱水所見なく、神経学的な異常はなし。
治療環境:入院

介 入 ヒアルロン酸が含まれない生理食塩水500mLを8時間かけて皮下投与した。
主要評価項目(定義)・
統計学的手法
主治医が意識消失の程度、回数を評価した。
結 果 皮下輸液開始後、意識消失の回数が減少し、開始24時間後から意識消失はなくなって死亡1週間前まで起こらなかった。
結 論 終末期がん患者の意識消失発作の治療に輸液が有効な場合がある。
コメント 脱水所見がなく、経口からの電解質・水分補給で効果がみられなかったがん患者の意識消失の治療に輸液が有効であった症例である。
作成者 小原弘之