A-1
タイトル(日本語) 悪性消化管閉塞を伴う終末期癌患者に対する輸液と減圧用胃瘻を用いた在宅ケア
タイトル(英 語) Home support of patients with end-stage malignant bowel obstruction using hydration and Venting gastrostomy.
著者名 Gemlo B, Rayner AA, Lewis B, et al
雑誌名,巻:頁 Am J Surg. 1986; 152: 100-104
目 的 悪性消化管閉塞を伴う終末期癌患者に対する輸液と減圧用胃瘻を用いた在宅ケアの有用性を示す。
研究デザイン Case series
エビデンスレベル V
研究施設 Department of Surgery and the Cancer Research Institute, University of California, San Francisco, USA
対象患者 例数:27例 年齢:57.5歳(2-75)
原疾患:卵巣22%、大腸22%、胃15%、膵11%、その他30%
全身状態:予後が2週から3ヶ月と予測される、平均生存期間:64日(9-223日)
病態:消化管閉塞
治療環境:病院→在宅
介 入 ・中心静脈カテーテルを留置し、電解質加10%糖液2-3Lを夜間投与した
・嘔吐の緩和のため、経皮的に減圧用胃瘻を留置(13名)
・オピオイド、制吐剤、向精神薬
主要評価項目(定義)・
統計学的手法
医師が、在宅生活期間、医療コストの節約効果を調査した。
結 果
入院期間:11日間、在宅期間:53日間(約80%の期間を家で過ごした)
中心静脈カテーテルに関連した合併症が9例(低ナトリウム血症2例、カリウム異常1例、カテーテル破損2例、敗血症1例)、胃瘻交換2例。
全体で医療費は90万ドル削減された。
結 論 輸液と減圧用胃瘻を用いた在宅ケアは、安全性が高く人間性を尊重したもので、医療コストの軽減効果のある方法である。
コメント 症状やQOL評価は含まれていないが、消化管閉塞を伴う終末期癌患者に対するケアの場を入院から在宅に変換させた。
作成者 中島信久