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タイトル(日本語) 腸閉塞を伴った終末期癌患者においてTPNは意義があるか?
タイトル(英 語) Is there a role for TPN in terminally ill patients with bowel obstruction?
著者名 Duerksen DR, Ting E, Thomson P, et.al
雑誌名,巻:頁 Nutrition. 2004; 20: 760-763
目 的

終末期癌患者におけるTPNが有益か、有益な患者の予測因子は何かを探索する。

研究デザイン Case series
エビデンスレベル V
研究施設 Manitoba home nutrition program, Canada
対象患者

例数:9例 年齢:35−57歳
原疾患:胃4例、大腸4例、胆管1例
全身状態:生命予後:2-3ヶ月以上の予後が見込まれるもの;KPS30-70(中央値=50)、
全身状態:体重減少1.7-12%(中央値=10%)、アルブミン値1.6-3.3mg/dL(中央値=24mg/dL)
病態:臓器不全のない小腸閉塞、化学療法5例
治療環境:在宅、病院

介 入

TPN(詳細記載なし)。7名は死亡まで継続

主要評価項目(定義)・
統計学的手法
生命予後、合併症
結 果

生命予後:27-433日、中央値=52日、60日以上6例

重篤な合併症:敗血症・血栓症(1例)

原疾患、化学療法、Karnofsky performance scale、体重減少の程度、albumin値と、生存期間とに明確な関係はなかった。

結 論 生命予後が60日以上期待できる消化管閉塞の患者ではTPNは選択になり得る。効果の得られる患者を同定できる要因は明らかではなく、予測される利益・不利益について、患者・家族と検討し、個別に決定するのが望ましい。
コメント 後向き研究。対照群はない。QOL指標はない。
作成者 東口高志、飯田俊雄