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タイトル(日本語) 癌患者における在宅中心静脈栄養(HPN)
タイトル(英 語) Home Parenteral nutrition in patients with a cancer diagnosis.
著者名 Howard L
雑誌名,巻:頁 JPEN J Parenter Enteral Nutr. 1992; 16: 93S-99S
目 的

癌患者に対するHPNの有用性(合併症頻度、生存期間)を、放射線腸炎、クローン病患者と比較する。

研究デザイン 症例対照研究
エビデンスレベル IV
治療環境・施設名 North American Home Nutrition Support Patient Registry, USA
対象患者

例数:1362例
年齢:43±24歳 性別:男性4例、女性5例
原疾患(%):消化管31%、生殖器25%、咽頭・食道9.7%、膵7.0%、血液疾患5.3%、
原疾患(%):リンパ系4.2%、肝3.1%、白血病3.1%、乳腺2.9%、肺2.1%、他6.6%
対照群 放射線性腸炎:122例、57±16歳、男性:女性1:5
クローン病:416例、35±16、男性:女性2:3

介 入 HPN
主要評価項目(定義)・
統計学的手法
生存期間、合併症
結 果

1年生存率(%):癌患者25% vs 放射線性腸炎88%、クローン病95%

6-9ヶ月間に50%が死亡したが、20%が経口摂取に回復した

HPN関連死亡:癌患者8.3%(vs 放射線性腸炎10.5%、クローン病0%)

HPN関連敗血症:癌患者0.5%(vs 放射線性腸炎0.4%、クローン病0.5%)
結 論

癌患者に対するHPNの治療効果は個人による差が大きく、積極的な栄養治療が有効な病態が存在すると考えられる。

HPN関連の合併症率は、放射線性腸炎、クローン病と差がない。

コメント 対象患者は必ずしも終末期ではない。
作成者 田村洋一郎